ナスの土作りについて 元肥・追肥

ナスにおける重要な栄養素

ナスは肥料養分をかなり必要とする作物です。また、栄養素ごとに肥料あげるタイミングがあるので理解しておく必要があります。

ただのメモなので参考程度に!

窒素

・栽培期間中トータル(元肥+追肥)で40g/1㎡程必要。

・常に窒素を切らさないことが重要
※一度に大量に上げすぎると病害虫にやられるので注意。

・元肥としてはトータルの1/2~1/3(13~20g)必要

・追肥としてはスプーン一杯程度を隔週
※初回のタイミングは第1果を収穫後

リン酸

・栽培初期~中期で役割を果たすので、元肥で入れておくことが重要

・そこまで慎重に考える必要はない

カリウム

・一番消費する栄養素

・カリウム過剰になるとカルシウム欠乏になる為、ほどほどに

カルシウム

・石灰のこと。カルシウム不足になると病害虫にやられやすい。

・不足気味だったら、追肥で補うことも重要

・土中にカルシウムがあるにも関わらず、水やりが十分でない場合もある。
その場合は水やりするだけでカルシウム補充になる

マグネシウム

・中後期に必要になってくる栄養素。夏場あたりに追肥すると効果的

施肥量基準値について

群馬県の施肥量基準

各都道府県で施肥量基準を公表しております。それを参考に土作りを行います。

上記の写真を読み解くと
【元肥】窒素:20 リン酸:25 カリウム:20
【追肥】窒素:2  リン酸:なし カリウム:2←計5回
※10a/kg←1㎡に換算するとgになります。

今年のナスの施肥設計(例)

上記の情報を参考に今年2023年の土作り(施肥設計)は下記のようにします。

元肥

・カキ殻石灰:150g/1㎡

・落ち葉堆肥(米ぬか利用):300g/1㎡

・畑の調味料(有機堆肥):700g/1㎡

追肥

・アミノ酸系肥料:15g
※化学肥料ではありません。

・マグネシウムについては検討中ですが、夏場に追肥予定。

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