1・2月は農閑期ということもあり、ナス・ピーマンの種まき(育苗)を開始しました。この記事では随時、成長記録を記載していきます。
群馬県での栽培となるので関東圏内の方は気候的にも参考になるかと思います。
芽出し開始 【1月23日】
先日、インターネットで注文していた種達が一気に到着しました。そこで早速、夏野菜のナスとピーマンの芽出しをしました。
育苗期間は2・3カ月程と野菜の中では難関な部類になるのでなんとか成功させたいです。今回は初の挑戦なので各々15粒程にしておきました。
芽出しの方法は非常に簡単なものにしました。
シンプルな芽出し【手順】
①キッチンペーパーに種を包む
②霧吹きで水をかける
③ジップロックに入れる
④温かいところで保管する ※コタツ保管
【5日目】芽出しは4日で成功 1月28日
ナス・ピーマンともにキッチンペーパーに包み、霧吹きで水やりして4日で芽出しは成功しました。
保温はコタツで行うため、ジップロックに入れていました。
芽出しをやりすぎてしまうと、芽が傷つき、今後の生育に影響を与える為、程よい頃で植え付けに切り替えましょう。
【5日目】セルトレイに植え付け 1月28日
芽出しに成功したのでセルトレイに種まき倍土を入れて、芽出しした種をピンセットにて植え付けました。
ナス・ピーマンともに嫌光性種子の為、1㎝程覆土するようにするといいでしょう。
畑の土などを利用するのは控えましょう。雑草の種が混ざっていたり、水の管理が難しいので種蒔き倍土を利用するのがおススメです。
ただ、種蒔き倍土は高価なので慣れてきたら、種蒔き倍土に自家製の腐葉土(落ち葉堆肥)を混ぜるのも経済的でおススメです。
【8日目】発芽するも「もやし苗」の状態に 1月31日
ナス・ピーマンともに芽出しした種をセルトレイへ移してから4日目で発芽開始しました。
発芽条件としては25℃~30℃程の地温と水分です。その為、発泡スチロールをコタツに入れて保温し、毎日、土の水分状態を確認して霧吹きで水やりを行いました。
その結果「もやし苗」になってしまいました。
もやし苗(徒長苗)の原因
もやし苗(徒長苗)になってしまった原因は主に以下のことが考えられます。
・加温のし過ぎ
(電源を入れたコタツの中で保管していた為)
・日照不足
もやし苗(徒長苗)の対策
徒長苗を復活させるために「ひだまり育苗」へ切替ました。
ひだまり育苗とは太陽光にあてるだけで他に加温しない方法です。このおかげで、苗が急いでヒョロヒョロせずに、しっかりとした苗になっていきます。
ただ、1月と室内でも10℃前後と寒い時期の為、衣装ケースを利用して太陽光が保温できるような環境にしました。
夜間は発泡スチロールに入れてコタツ(電源OFF)の中で保管しました。
【10日目】発芽は揃うも 徒長気味 2月2日
引き続き、ひだまり育苗で様子をみることにしました。低温にしすぎると枯れてしまうし、高温にすると更に徒長してしまいます。
我慢です(笑)
【13日目】徒長が改善し始める 2月5日
写真はひだまり育苗を開始して6日目の様子ですが、かなり改善されてきました。
苗が少ししっかりしてきたのと、葉が黄色だったのが緑になり、生き生きとしております。
引き続き、ひだまり育苗を行い、本葉が2枚ほどになったタイミングで鉢上げしたいと思います。
【15日目】徒長苗から完全復活 2月7日
ひだまり育苗から8日経過しました。
最初のもやしのような徒長苗が完全に復活してます。
どうしても早く大きくしたい欲が出てきてしまいますが、このまま加温せずにしっかりとした苗を作っていきます。
【31日目】本葉が出てきました 2月23日
徒長していたのを忘れるくらいしっかりとしてきました。通常よりも低温管理している為、成長は遅いですが、その分、丈夫になっています。
本葉は少しですが、出てきて一安心です(笑)
【61日目】鉢上げも行いかなり大きく! 3月25日
セルトレイでは限界を迎えてきたため、3月6日に鉢上げを行いました。
写真は3月25日の苗の様子ですが、順調に大きくなってきました。
また日中は20℃程の為、外で育苗を行い、夜間は部屋に取り入れるように管理。
この調子でいけば、4月下旬頃には定植できると思います。(目安は本葉が7枚展開するころ)
【85日目】本葉が6枚ほど展開 4月18日
ナス・ピーマン共に本葉が6枚ほどに展開しており、かなり大きくなってきました。
苗の大きさ的には定植できる状態ですが、最低気温がまだ10℃を下回る日がある為、まだ我慢です。
完全に露地栽培の為、定植は恐らく4月末ごろになるかと思います。トンネルをしてあげれば、もう少し早めに定植可能ですが、手間なので気温が上がるのを待ちます!
【92日目】畑に定植 4月25日
翌日雨ということもあり、急いで畝立てし、ナスとピーマンを定植しました。
土作りは2週間ほど前にしました。今回は牛糞堆肥+畑の調味料(100%有機堆肥)で土作りを行いました。
群馬アグリネットというサイトを参考にして、窒素・リン酸・カリウムの栄養三大要素を調整しました。
今後は隔週1回窒素供給の為、追肥する予定です。
強風+寒さ対策、防虫ネットでトンネルをしております。
5月上旬ごろには外して、支柱を組んでいこうと思います!