こんにちは!(^^)!
ちょび田舎です。
群馬県高崎市にて無農薬栽培をしております。
【この記事はこんな方におススメ】 ・自然栽培に挑戦したい方 ・落ち葉を土作りに活用したい方 ・家庭菜園したい方
落ち葉を直接畑に鋤きこむと病害虫が発生しないのか大丈夫なのかと疑問に思う方もいるかと思います。今回は実際に私もしている落ち葉活用した土作りを紹介させて頂きます。
落ち葉は畑に直接鋤きこんでOK
実際に春シーズンに向けた冬場の土作りとして、直接畑に落ち葉を入れて鋤きこんでおります。手順と注意点はあとで記述していきますが、結論、落ち葉を直接畑に入れ鋤きこんで土作り可能です。因みに利用している落ち葉は広葉樹系の良い香りがするものにしております。
ただ畑によっては入れない方が良い場合もある為、最後まで記事をよんで頂いた方がよいかと思います
落ち葉の鋤きこみ手順
手順はシンプルなものになります。
①落ち葉を畑に投入
集めてきた落ち葉を畑に入れます。この際、畑の表面全体的に浅くまきます(土が隠れるくらいでOK)。落ち葉を厚くまきすぎると窒素飢餓や病害虫を集める要因になってしまうので要注意です。少ない分には後で足せばいいですが、多いとどうしようもなくなってしまいます。
②米ぬかを散布
落ち葉が分解しやすいように米ぬかをまきます。落ち葉にふるかけるぐらいで十分です。落ち葉をまく時と同様で過多になると厄介なので注意しましょう。因みに米ぬかは近くのコイン精米所で入手できます。だいたい精米機の横に小屋が有り、「米ぬかご自由に」などと書かれていると思います。※持ち出し禁止のところもあるので、わからない場合は運営者に問い合わせましょう。
③鋤きこむ
鍬でも管理機でもトラクターでも大丈夫ですが、なるべく浅めに鋤きこむようにしましょう。有機物(落ち葉)が深く潜ってしまうと、作物の根を腐らせたりする原因になります。
私は管理機で耕耘しました。落ち葉の量は管理機で鋤きこめるくらいが作業効率的にも丁度良いです。
④定期的に耕耘
2週間置きに耕耘すると効果的です。好気性微生物(酸素を利用する微生物)は有機物を分解するスピードがはやいとされています。その為、定期的に土中に酸素を取り込むことでより、落ち葉を分解するスピードをあげます。
実際に2週間置きに管理機にて耕耘(計3回)してから、種まきを開始しました。落ち葉を投入してから、1カ月半後なので、さすがに落ち葉は分解されていませんが、粉々になっているので、種まき作業にも影響はありませんでした。
こんな時は落ち葉を入れないで
私自身落ち葉を入れて土作りをしておりますが、耕作放棄地を利用しており、もともと微生物群が豊富にいる状態の畑です。
前に除草剤を撒いていたり、化学肥料が多用していた畑には一般的に有機物(落ち葉など)分解する有用微生物が少ないです。その為、一気に有機物を入れてしまうと無機物(土)にならず、最悪の場合、腐ってしまい野菜に悪影響を与えてしまいます。
落ち葉堆肥にしてから使おう
そんな場合は落ち葉堆肥にしてから畑にいれましょう。落ち葉堆肥とは、畑とは別の場所に米ぬか等と一緒に発酵させてある程度分解したものです。落ち葉堆肥であれば、分解済みなので畑に必要以上に有機物が残留したりする可能性がありません。
それでも、どうしても落ち葉を直接入れたい方は、長期間かけて少量ずつ鋤きこむようにしましょう。有機物を使った土作りは微生物の力ありきなので、有用微生物が好むような環境を作ってあげることが重要です。焦らずにいきましょう。
ファーマーズ高崎棟高店にて野菜販売中
ファーマーズ高崎棟高店の直売所コーナーに野菜置かせていただくことになりました
生産者名は「安藤寛樹」です
イオン高崎の近くにある店舗なので是非!
2023年11月現在はサツマイモ/下仁田ネギ/長ネギ/人参/大根/ほうれん草などを出荷しております
うれしいことに好評で売り切れている場合ございますのでご了承ください!(^^)!
Googleマップ⇒https://goo.gl/maps/nTuKpdpJSd1qHcwX9
最後に
落ち葉を使った土作りについて紹介致しましたが、微生物をいかした土作りにはかなり向いております。ただ落ち葉の入れすぎや畑の状態が悪いとさらに悪化させてしまうの可能性がある為、最新の注意も必要です。
もし、この記事を読んでも不安な方はやめましょう。その場合は先ほど紹介した落ち葉堆肥にしてからにしましょう。土作りも畑の場所・状態によって多種多様な方法を取る必要があるので一概にこれが良いということはできません。少しずつ、自分の畑を理解し、土作りに活かしていきましょう。
追記 落ち葉鋤きこんだ畑の様子
落ち葉を1月上旬に鋤きこんだ畑の様子です(4月18日現在)。
落ち葉を入れてから、3カ月程で、まだ完全には分解はされていないと思われますが、野菜は順調に成長しております。
2月に植え付けしたジャガイモ(キタアカリ)。
土寄せしましたが、落ち葉の姿もほぼ無く、土がフカフカになっており、土寄せしやすかったです。
ほうれん草の発芽率も良く、4月下旬には本格的に収穫できそうです(※2月24日播種・写真は4月15日撮影)⇒無事、収穫・販売できました
大根も順調。
人参も秀品率が高く、美味しいものができました!
そのほか、人参・サニーレタス・トウモロコシ・枝豆・長ネギ・小カブ・小松菜・チンゲン菜と全て順調に成長しております!(^^)!