1月29日 落ち葉堆肥を作り ほうれん草 無農薬栽培 群馬県

こんにちは!(^^)!
本日は最高気温7℃くらいでしたが、風も弱く、畑作業が快適でした。部屋にいるよりも暖かったです。今日の作業は落ち葉堆肥作りとほうれん草の種蒔きをしました。

落ち葉堆肥作り

材料は落ち葉と米ぬかと水だけです。全て無料で手に入れることができるので、費用を掛けずにできます。もちろん、時間的コストは掛かってしまいますが、自分としてはこの作業をするのも楽しいのでプライスレスです。

①穴を掘る

40㎝程穴を掘る

ここ群馬県は風の強い地域(赤城下ろし)の為、まずは落ち葉が飛んでいかないように穴を掘ります。
今回は40㎝程掘りました。まだ、気温が0℃寒かったので土が霜で凍っていました。
風が気にならない地域であれば、わざわざ掘る必要はないかと思います。

②落ち葉を投入

足で踏み込む

穴へ落ち葉を投入していきます。3回くらいに分けていれるので、まずは集めた落ち葉の三分の一を入れます。入れたら、平にして足で全体を踏み込み、いっぱい落ち葉が入るようにします。

③米ぬかを投入

米ぬかも全体的にまく

米ぬかはコイン精米所などで無料で手に入ります。だいたいはコイン精米機の横に小さな小屋があり、そこに米ぬかがあります(※基本的には「ご自由にどうぞ」など看板がありますが、ない場合は確認しましょう)。
量は感覚的ですが、約落ち葉の三分の一程が目安です。

④水をまく

落ち葉と米ぬかを発酵させるためには水が必要です。やりすぎには注意ですが、ジョウロ一杯分は少なくともまいて大丈夫です。因みに、前回ジョウロに水をいれぱっなしだったので中が凍っていました。冬の間の水回りの管理はしっかりとしないとだめですね(笑)

⑤繰り返す

「②落ち葉をいれて③米ぬかをまいて④水をまく」これを3回ほど繰り返して、地上部にくるまで行います。

⑥土を被せる

土を被せます。これも風で落ち葉が飛ばないようにする為です。

⑦ブルーシートを被せる

ブルーシートで被う

最後にブルーシートを被せます。この時期は雨が降ることはほぼないので不要でしたが、雨が降った際に堆肥の中に水分が余剰に入るのを防止します。

落ち葉堆肥作りは以上となりますが、完成までに半年程時間が掛かります。それまでの間、1カ月おきに攪拌するとより、分解や発酵を促進させますので是非。

ほうれん草の種まき

ほうれん草の畝

1月の厳冬期は蒔くことのできる種もかなり限られています。ほうれん草は寒さにかなり強く、1月にも種をまくことができます。今回は4月の端境期に収穫できるようにほうれん草の播種をしてきました。因みに品種は「スナイパー」で、低温期にも成長するということで1月でも大丈夫です。

有機石灰をまく

白いのは「カキガラ石灰」

ほうれん草はアルカリ性(Ph7.0程)の土にしないと生育が上手くいきません。その為、今回は有機石灰である「カキガラ石灰」を散布しております(化学肥料や農薬ではありません)。苦土石灰などに比べ、長期間、成分が残るのでまきすぎには要注意です。

逆にジャガイモは酸性の土を好む為、春にジャガイモを植えつける予定の場所はやめておきましょう。

肥料については、施肥量基準を参照すると次の通りになります。
窒素:15g リン酸:20g カリウム:15g ※1㎡当たりの元肥

これは小松菜と同程度の施肥量となります。ほうれん草は肥沃な土地が良いとどこかで聞いた覚えがありますが、数値で見ると、肥料が少なくすむ作物の1種になります。あくまで、参考程度になってしまいますが、もし施肥する場合は1㎡当たりに肥料1握りぐらいで良いと思います。あとは追肥で解決。

②耕す

管理機で耕耘

管理機で耕しました。種まきごんべえ(播種機)で種まきし易いようにするためです。以前、有機石灰をまいた後そのまま種まきをしたことがありますが、特に問題なかったので手で種まきする方はこの工程は省いても問題ないかと思います(もちろん、土がカチカチの場合は耕す必要ありますが)。

③畝立て

フリーハンドの割には綺麗にできました

今回はこの後、不織布をべたがけする為、畝立てをしました。相当、水捌けが悪い畑でない限り、畝立てしなくても問題ないと思います(ほうれん草の栽培期間は2ヶ月ちょっとと短い為)。
因みに今回、畝間はほぼ空けませんでした。一般的には畝間は60㎝程空けて後で管理機が通れるようにしたりするのですが、この時期はそこまで除草作業をする必要もないかと思い、このようにしました。
少し、春先が怖いですが、、、

④種まき

種まきごんべえを利用

「種まきごんべえ」という播種機を使い、ほうれん草の種をまいていきます。これを使うと一定間隔で播種することができます。因みにベルトは106mmを使っており、穴に2粒の種が入る仕様になっています。手で蒔く場合は、最低5㎝程の株間を取ると間引きしなくて済むので楽です。ほうれん草は好光性種子でも嫌光性種子のどちらでもないので、種が飛ばないように覆土してあげればOKです。

因みに発芽率をあげるのであれば、水分を含んだキッチンペーパーなどに包んであげ芽出ししてあげると良いです。発育も芽出ししてあげた方が良いです。

⑤防寒対策

100均で購入した不織布をべたがけ

いくらほうれん草が寒さに強いとはいえ、冬場に発芽させるには防寒対策は必須です。一番良いとされているのはビニールトンネルですが、高価なので今回は昨年使っていた不織布を使うことに(100均で購入しましたが、効果有り)。ほうれん草などの葉物類はべたがけ(直接、被覆する方法)でも十分ですし、一番楽です。

1月に種まきしたほうれん草は状況にもよりますが、4月頃には収穫予定となります。その間までは特に管理する必要もないので、種まきが命の作物になります。

4月8日追記 収穫開始

無農薬栽培ですが、無事、目立った病虫害もなく成長しました。

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